実務者研修の講座の内容について
実務者研修の講座の学習内容は、取得している資格の種類によって異なりますが、何も資格がない場合には20科目のカリキュラムを学ぶことになります。20種類のカリキュラムには、実務経験だけでは学ぶことができない知識や技術を学んでいきます。講座の学習内容以外に、基本研修を別途受講が必要です。
実務者研修の講座を受けることによって、介護福祉士になるための受験資格を得ることができます。また、実務者研修は、専門的な技術だけでなく、医学知識そして医療制度などを学ぶことができ、医療的なケアを学ぶことができサービス提供責任者にもなることが可能です。
実務者研修の資格がある場合には、知識や技術の向上だけでなく、訪問介護の現場で活躍することができるサービス提責任者として働くことが可能です。サービス提供責任者は指定訪問介護事業所にはなくてはならい存在なのでより責任のある立場にあることができるだけでなく、高い給与を望むことも可能になります。
実務者研修の資格がない場合には、医療的なケアを学ぶことができません。医療的ケアとは「たんの吸引」や「経管栄養」と呼ばれる胃ろうなどのことです。たんの吸引や胃ろうなどは原則医師そして看護師のみに認められている医療的ケアとなりますが、介護職の場合には基礎研修と実地研修からなる喀痰吸引等研修を受けることによってたんの吸引や経管栄養をすることが可能になります。実務者研修を修了すると基本研修が免除されます。
実務者研修の講座の学習内容は、取得している資格の種類によって異なりますが、何も資格がない場合には20科目のカリキュラムを学ぶことになります。20種類のカリキュラムには、実務経験だけでは学ぶことができない知識や技術を学んでいきます。講座の学習内容以外に、基本研修を別途受講が必要です。
介護未経験者でも無資格で実務者研修の受講が可能ですが、ある程度介護の知識が必要になります。そのため、まずは初心者研修の受講がおすすめです。
実務者研修の資格を取得するためには450時間のカリキュラムの修了が必須です。通学・通信どちらでも学ぶことが可能です。
選んだスクールのによっては、実務者研修を受講するために初心者研修の修了が条件になっている場合があります。
卒業試験はないため、実務者研修を修了できれば資格取得が可能ですが、スクールによっては修了試験を独自に行っている場合もあります。
介護職員の本人のキャリアアップだけでなく、多くの事業所が実務者研修の取得をしている職員には、資格手当の支給を実施しています。実務者研修の講座受講すると実務者研修取得者となり通常給与がアップされます。介護職員初任者研修取得者と比べると平均約9,000円、無資格者と比べると平均27,000円の差が生まれます。
介護職としてのスキルアップや給与アップを望む方だけでなく、介護福祉士資格試験を受けたいという方には実務者研修の受講は必要です。介護福祉士資格試験は、実務者研修の受講が必須だからです。スムーズに介護福祉士資格を取得したい場合には、実務者研修を早めに受けることが介護福祉士資格を得る近道となります。